ドラゴンクエスト9、感想 - とむとむのどーでも良い日々

現時点までの感想をネタバレなしで述べたいと思います。

良い点

グラフィックは、かなり頑張っていると思います。DSなので据え置き機とは比較になりませんが、雪のシーン等は目を見張る物がありました。装備がグラフィックに反映されるのも、かなり良いです。一部装備が同系統の装備とはいえ同じグラフィックなのがちょっと残念。でも装備品数は充実しており、遊び心もふんだんで楽しめます。
個人的には、やり込み要素豊富なのも良い感じです。アイテム数や称号、クエストや宝の地図など、コレクター心をくすぐります。ストーリーしか追いかけない人には理解されない(不満な)点だと思います。
シンボルエンカウントも、戦いたい相手を選んで戦えるのでとても良いです。実際には戦いたくない敵も紛れていることも多いですけど。
錬金が一瞬で出来るのも良いです。DQ8では後半、錬金マラソンしないといけなかったりしましたから(笑)。

悪い点

やはり、戦闘のテンポの悪さでしょうか。状態変化系(マホトーンやラリホー等)は、いちいち全員の状態をメッセージ表示するので、これはテンポ悪いです。戦闘テンポ(特に攻撃呪文のテンポ)が優秀だったDS版DQ4を知っていると、やはりイラっとしますね。よく言われている戦闘場所への移動にかかる時間は、慣れたのであまり気にならなかったのですが。
銀行が、従来なら初回しか話さない説明を毎回するのがウザイです。テスターは気にならなかったのかな…。
細かい部分では、町にルーラした際、ほとんどの町で船があまり近くにないことと、ぬすむの確率が低いことが不満です。

何とも言えない点

前回上級職クエストが不満と書きましたが、工夫すればさほどでも無いことがわかりました。内容的にも、その上級職に関わる基本職2つのスキルを組み合わせないとクリアしづらいものなので、意味はありますね。でも、面倒なことには変わりない(笑)。
主人公が天使のため、人の生死に関わる話が多いです。でも、DQ7ほど鬱話ではなく、むしろ救いがあるのが良いです。マキナのお話はとても切ない…。ただ、ちょっと人の生死の話が多すぎる気もするので、何とも言えないですね。基本的には、ドラクエらしい王道のお話が多いです。
従来シリーズ(特にDQ8)と比較すれば、戦闘に出てくる敵の数が少ないです。通常は1〜5匹ですね。キングスライムになるスライムは8匹で登場しますけど。でもね、ゴーレム4匹と他1匹出てきたときは、どうしようかと思いましたし(笑)、そんなに気にしませんでした。
あとは、ネットゲームを意識していると感じる部分が多いこと。慣れればなんてことないのですが、最初は違和感ありますね。死んで戦闘終了しても経験値が入るとか(経験値は減る)、戦闘中に死んで生き返らせても経験値が減るとか、レベル高いキャラに経験値が多く分配されるとか。

総合

ドラクエらしいドラクエだと感じます。一部でこんなのドラクエじゃないと言ってる人もいるみたいですが、どのあたりがそう感じさせるのですかね?シンボルエンカウントかな?ギラ系呪文が無いからかな?仲間がしゃべらないからかな?
会心の一撃(痛恨の一撃)がかわされる現象がありますが、これはDQ8でやみのころも装備のヤンガスが行っているのを確認していますので、バグじゃないと思います。
並び順をルイーダの酒場でしか変更できないことを気にしている人が多いみたいです。従来シリーズと違って並び順に意味はないのですが、そんなに直々並び順変えたいのですかね?見た目重視かな。
変化するファイナルファンタジー、変わらないドラゴンクエストって良く言われますが、実はドラクエって色々変わってきているんですよね。ですから、最初違和感持つのは仕方ないことです。テンポの悪ささえ無ければ、個人的にはかなり満足です。