とむとむのどーでも良い日々

日々の出来事をそこはかとなく書き綴る日記です

Oculus Quest良い感じ

毎日は疲れちゃうのでやってないですけど、それなりに使ったOculus Quest2(以下OQ2)の感想なぞ。

まず、色々な意味で慣れが必要だと思います。装着の仕方等で見え方が変わります。自分のように眼鏡を使う人は猶更です。バシッと見える状況が出来ると、とても良い感じです。所謂VR酔いも、慣れでなんとかなるみたいですが、今のところ、ジェットコースター以外は酔わないです。というより、酔いにくくなるような設定がデフォルトみたいになってます。

慣れもそうですが、若干ユーザー側の工夫が必要です。OQ2はレンズの曇り防止のためか鼻の部分が結構大きく開いており、ここから外光が入ります。この光が没入感の阻害となる上、段々になっているレンズ(フレネルレンズ)の段の部分が光る現象(ゴッドレイというらしい)を引き起こします。最初はティッシュなど詰めてみたのですが、如実に曇りました。なので、適度に光が入らず、多少は換気できるくらいの隙間があるのがベスト。自分の場合、100均で買ったスポンジ系の隙間埋めテープを積層して形を出したものを装着し、外が明るくなりすぎないようにしました。真っ暗にするとトラッキング出来なくなるので、最低限の明かりは必要なのです。まぁ、頑張りすぎると曇ってしまうのですが、これでかなり見やすくなりました。自分はやっていませんが、カウンターウェイトを付けて装着バランスを改善したりしている人が多いみたいです。

個人的には、やはり眼鏡がネックですね。多数の人は眼鏡が引っかかるとか入らないとか。自分の場合、眼鏡は入るのですが、装着する際に位置がずれるのと押し込まれるので、この調整に毎回苦労しています。大抵レンズを触ってしまうか瞼などと接触してヨゴレが付いてしまいます。ヨゴレが付くと、前述のように視界にモロ影響が出るので、やり直しです。どうやらHMD用の専用眼鏡(つるが無く、HMD内にセットする)もあるらしいのですが、とても欲しいです。眼科の処方箋が必要らしいし、今はそんなに経済的余裕も無くなったし、今後検討します。

あと以前書いたように、デカいレンズを使っているため、強い光がレンズに当たると機器にダメージが入ります。そのレンズもキズに弱いです。要は扱いがデリケート。レンズのキズなんて、眼鏡使っている人はすぐやっちゃいそうです。めっさコワイ。センサー満載の本体とコントローラー。繊細な精密機器なのに、身体を動かすゲームが多く、昨日なんか二回も本棚のガラスを殴りつけました…。2m四方の空間が推奨ですが、個人的には3m四方は必要かと思います。高さもそれなりに。プレイ中も保管中も、扱いは要注意です。

これらをクリアできれば、とても良い物だと思います。PCと繋いでGoogle Earth VRも動作できました。あのジオラマ感というか、自分がウルトラマンになった感覚というか。6年以上前のノートPCでも動くのが素晴らしい(笑)。(当時)宇宙最強の名は伊達じゃない(笑)。1年以上前にこれを知っていれば、今の家の周辺がどんだけ坂道ばかりで自然豊かすぎるのかがすぐ分かったのに…。

でも、一番良いと思ったのは、実はAmazonプライムビデオだったり。慣れると、本当に小型映画館で動画を観ている感じに錯覚します。そうだなぁ、100インチくらいの画面を観ている感じです。頭を動かしても映像の位置は「そこ」から動かないのがポイントかと。サイズは三段階で選べますし、映画館のエフェクトは消えますけど位置も変更できるので、寝転がって観られます。画質も、特に映画館のスクリーンって、実はそんなに高精細ではないので。これまで動画はスマホで観てましたが、今後はOC2で見ることが増えると思います。何気にデフォルトのスピーカーも良い音です。ヘッドホンでもない小型スピーカーなのに。でも、音は駄々漏れなので、イヤホン・ヘッドホンしている人も多いようです。自分の場合、デジタルワイヤレスサラウンドヘッドフォンを使えば、より映画館ぽくなると思うのですが、5.1ch出力が無いので、どうにもなりません。ちょっと残念です。

Amazonプライムビデオ以外の動画も、ブラウザから見られます。ブラウザサイズの関係で違和感あるのですけど、ちょっと面白い小技が。以前、OC2起動時に良い感じの部屋に入ると書きましたが、この部屋は変更できます。変更できる物の1つに、リアル環境があるのです。白黒でめっちゃ解像度低いのですが、本来自分の見ているはずであろう自分の環境を設定できるのです。これにすると、OC2の画面やらブラウザやらが、リアル環境に浮いているような表示になります。うーむ、なんというデジタル未来感。厨二感満載。まぁ、近いことは各種アプリ内でいっぱいやっているのですけどね。

Beat Saberのカスタム曲を入れてみたくて色々調べましたが、SteamVRと同様に、ほぼPCゲーのMODですね。ある程度パソコン等に詳しくないと、まず導入できないでしょう。これをすんなり出来てそれなりに経済的余裕がある人は、すでにPC版のVRを堪能しているんじゃないかと。その意味では、OC2単体ではコンシューマー機と呼べるかもしれません。一般的なコンシューマー機よりは設定等面倒ですけどね。でもちょっとしたことやろうとすると、知識とそれなりのゲーミングPCが必要です。ああ、VR版のスカイリム、やってみたい…。

概ね、満足してます。「VRゲーム機」として見ると少々ゲームが少ない気がしますが、他でも十分使えます。スマホで動画観るより目に良さそうだし。ちょっとだけ面倒だけど、他のVR機器ほどではないし。英語が得意なら、もっと楽しめるでしょう。なんで外人さんはあんな簡単に話しかけてくるんだ…「Oh!alien!are you an alien?」じゃねーよ全く(笑)(VR Chatでアバターを宇宙人にしてた)。その後別の人から「soldier!are you soldier?」って(笑)(アバターを宇宙人からcombatスタイルにしていた)。大抵のゲームのチュートリアルは英語。日本語訳も出ません。文章も、あまり見かけない単語が多くて…。XBOX360で似た経験があって、ボイスチャットはやや苦手です。ですが、英語得意だったりこれから勉強するには良いでしょうね。

今の自分にとって決して安くはない買い物。ゴミにならなくて、本当に良かったです。ただ、ゲームやオプションに出費が増えていくのが懸念かな…。でも、眼鏡はなんとかしたい。古い眼鏡のつるを外してタイラップ等で固定している人もいるみたいですが、自分の古い眼鏡は度が合わないので…。これが解決するだけで、かなり気軽に利用できると思うのです。とまぁ、改善に向けて動こうという意思を引き出すだけの価値はあったと思います。 

スポンサーリンク