とむとむのどーでも良い日々

日々の出来事をそこはかとなく書き綴る日記です

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2回目を観てきました

風邪も落ち着いてきたので、映画の日(毎月1日は1,000円)を利用して、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 の2回目を観てきました。http://d.hatena.ne.jp/tomtom3141/20090627/p1にネタバレしないように感想を書きましたが、公開から数日が経ち、そろそろネタバレ感想もありかな、と思うので、ネタバレありでつらつらと書き綴りたいと思います。感想中に使徒の名称を使っていますが、公式ではありませんのであしからず。また、旧作と記述した場合、TVシリーズとEOE(THE END OF EVANGELION)を指します。

序盤に思ったことは「しっあわせは〜♪」(何!?あれマジネタバレかよ!)でした(笑)。あと、字幕を読まないといけないので、画面に集中できなくて勿体無いと思います。
仮設5号機の活躍が少々見辛かったです。第3使徒も見辛かった。で、ものの数分でサヨナラは予想通りでしたけど、これも勿体無かったと思います。でも、マリの性格は良く出ていたと思いますし、なぜか加持が絡んでるのも視聴者を疑わせるには良い展開です。
時計型使徒は、思ってた以上にあっさりとやられてしまい、ちょっと拍子抜け。ガギエルの役割で見た目が少しマトリエルな感じ?ですが、アスカのまさに踏み台でした。
サハクイエル戦は、単純にカッコイイ!エヴァの走行速度を落とさずにコースを変えるために街が変形するのはやりすぎな感もありますが、エフェクトにしろ疾走感にしろとても見ごたえがあります。サハクイエルのデザインはえらく壮大な感じになってましたが、結局は中の人(笑)がいるくらいで、TVシリーズと大筋では変わらないですね。
お弁当話や食事会の話は、良かったと思います。序の時以上に登場人物達が積極的かつポジティブに他人と関わろうとするのが見てとれます。この辺りが旧作と大きく違うところですね。ストロー、アッーーー!のシーンは、劇場でも笑い声が聞こえました。
マリがようやくシンジ達と同じ舞台に登場しますが、ここでシンジが使っているSDATが27曲目を再生します。これ、うまいですよね。これまで25、26曲目(旧作は表記が違えど25話と26話で終わる)を繰り返していたのが進んだのです。
で、バルディエル(エヴァ3号機)。ミサトがテストパイロットを決めかねているというシーンで、もしやと思いました。で、案の定トウジではなくアスカに。旧作知ってる人は、青ざめたでしょう。トウジは死にませんでしたがあの結果だし、漫画版だとトウジは死にます。まして、テストパイロットに決まってからの怒涛のフラグ立て。オビ=ワンでなくても嫌な予感しかしません。そしてBGMに「今日の日はさようなら」。いや〜、きついですわーコレ。自分はとりたててアスカのファンというわけでもないので何とかなりましたが、アスカファンは大変だったでしょうねぇ。
その後のエヴァを使ったシンジの稚拙な恫喝シーン、少し考えて欲しかったです。あのセリフであの格好では、どうしても小島よしおが(笑)
ゼルエル戦はTVシリーズでも屈指の名作として評価されていると思います。自分も一番好きな話です。破の中では、旧作との対比で驚きを提供する演出が多くありました。アスカとペンペンのシーンとか、レイがアスカのビンタをかわすとか。何よりもゼルエル戦が顕著ですね。2号機はマリが乗っているし、2号機はビーストモードとかいう2号機+JA+エヴァ量産型みたいな変形しちゃうし。零号機は食べられちゃうし。
ゼルエル戦は、やっぱり初号機が戦い始めてからがすごいですね。バッテリー切れで動かなくなった初号機を動かしたのはエヴァの暴走ではない何か。シンジのセリフが、旧作のシンジからは考えられない熱血。正直、「おお!」と思いました。しかも、レイの有名セリフ「わたしが死んでも…」(新劇場版はちょっと違うような?)がここで登場して「え?」と視聴者を惑わせる間もなくシンジはそれを即否定!もうね、この辺りはEOEの時に見たかった『カタルシスのあるエヴァ』として、個人的には最高のシーンです。EOEの時アスカがやられたのを目の当たりにしつつも何もしないシンジからは考えられないです。このシンジが見られただけでも破を肯定したいです。
ただ、ここで「翼をください」は、個人的にはちょっと…て感じです。バルディエル戦で同じような演出をしているため、正直「またか」と思ってしまいました。マリの「365歩のマーチ」は登場人物の鼻歌ですから、あまり気にならなかったんですけどね。でも2回目の視聴である今日は、予め知っていたので、あまり違和感はなかったです。複数回見ると感想も変わりますね。
全体として思ったことは、尺の足りなさです。序の時にも言われていたと思いますが、やはり説明不足な感は否めません。序に比べて収録する期間(TVシリーズの話数)が長いので当然ではあります。もちろん、製作側もわかってやっていることでしょうけど。アラビアのロレンス並とは言いませんから、もうちょっと時間に余裕があったら良いかと思いました。ただ、旧作との対比が多い点からも、旧作視聴済みが前提かもしれません。
作画はやはり素晴らしいです。所々CGくささが出てしまっていたところがありますが、個人的には許容範囲。むしろCGと判っていてもCGと思えないシーンとかがありました。
旧作と特に登場人物の言動が異なることから、反発してしまう人は少なからずいると思います。自分ももろ手を挙げて拍手、という感想ではありません。でも、自分はこの映画は良いと思います。
主題歌がアレンジバージョンの「Beautiful World」なんですけど、この歌は序で気に入っていたので、アレンジだけで変わらなくてちょっと嬉しいです。前バージョンの方が好きなんですけどね。
前回とは違う劇場に行ったのですが、パンフレットがまだ余裕でありました。とりあえずゲットしておきました。帰ってきてから頭痛が酷くなったので、後で読もうと思います(開封が一手間…)。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD]

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Beautiful World / Kiss & Cry

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